ケニアの小学校へのベッド搬入のご報告

2017/12/05

ジーエルエム・インスティチュートは、2016年10月、ケニアのカジアド郡ロイトクトクにあるオルビリ小学校の寮運営を支援するため、クラウド・ファンディングプロジェクトを立ち上げました。多くの方々から温かいご支援を頂き、同年12月に目標金額を達成(支援総額:1,346,000円)し、2017年3月から子どもたちの入寮が始まりました。感謝とともに、2017年3月までケニアに駐在していた、井村賢(元)フィールド・アシスタントからプロジェクトの様子を報告します。

ロイトクトクでは、人口の約半数が貧困層(1日1.25ドル以下)で、不就学児童の割合もケニア全国平均を上回るなど、貧困率の高さと教育普及の遅れが喫緊の課題となっています。オルビリ小学校では、寮が無いことにより学力の低下に拍車が掛かっていることが分かりました。

同校の子どもたちはマサイ族です。遊牧を生業としている彼らは、乾季になると雨を求めて移動しなければならず、約半年、学校教育を離れてしまいます。元の場所に戻った後、復学はしますが、留年するなど、そのまま退学してしまうケースが少なくありません。現状を憂いた校長のセレンギアは、状況の打破に向けて寮の建設に着手しました。しかし、建物、電気、水道まではどうにか整えましたが、ベッドの購入までは予算の問題から手が届きませんでした。GLMiは、セレンギアに賛同し、ベッド購入と寮の運営開始を支援するプロジェクトを立ち上げました。

 

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家畜の面倒をみるマサイ族
2017年1月に寮の運営開始を予定していましたが、前年末から続いた大規模干ばつの影響で、予定していた政府のフードプログラムが遅れ、稼働時期の目途が立ちませんでした。食事無しでは運営できず頭を悩ませていた所、母親達がボランティアでの食料提供と炊事を申し出てくれました。彼女たちには大きな負担ですが、自ら進んでその役回りを引き受けてくれた事に、子どもの将来への思いと、プロジェクトに対する期待を感じました。
 運営の目途が立ったことで実際の作業に入りました。まずはベッドの購入と輸送です。ベッドは予定どおり購入できましたが、その後が大変でした。ロイトクトク町から学校まで通常は車で1時間半ですが、山積みのトラック2台でのガタガタ道の走行で、通常の倍以上の時間がかかりました。
次は、いよいよベッドと寝具の搬入です。学校では職員が総出で出迎え、子どもたちも応援に駆けつけてくれました。ベッドフレーム70台の組み立てと寮内への搬入が全て終わった時には、日も暮れており、関係者総出で1日がかりの仕事でした。

 

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ベッドの搬入を手伝うこどもたち

2017年3月後半、ついに子どもたちが入寮を始めました。寮の様子はベッド設置前のガランとした風景から一変。子どもたちが彩りを加え、寝るためだけでなく、交流や憩いの場にもなっています。
子どもたちは寮に住めることを非常に喜んでおり、「友達と住めて楽しい」、「勉強に集中出来て嬉しい」など、多くの喜びの声が聞こえてきました。
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賑やかな男子寮の様子

入寮に合わせてセレンギア校長が「お礼の会」を開いてくれました。村のリーダーや親たちから、支援に対するお礼の言葉が寄せられ、「GLMiの献身に本当に感謝しています。日本の皆さんにもこの気持ちを届けてほしい」との言葉を預かりました。GLMiからは「今回の支援は子どもたちの未来、ケニアの発展への投資です。継続・発展させて多くの支援者の気持ちに応えてください。」と伝えました。GLMiは、今後も運営状況や子どもたちの変化をフォローアップします。
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左からセレンギア、井村、女性教師、ラバン

より詳しい研修の内容は、
Ready forのページからご覧いただけます。


 

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