8月はモデル農場建設がスタートし勢いに乗るはずでしたが、さっそく現地政府からのストップがかかりました。先月の活動報告は提出済みだったのですが、現地政府内で行き違いがあったようでした。そのため、コミューンレベルのリーダーが出張先から帰ってくるまでプロジェクトは完全にストップしました。このようにプロジェクトは人民政府によって簡単にストップがかかります
8月13日になってやっと農場周辺のフェンス張りが始まりました。先月決定したバナー族の若者達が中心となって農場建設を行いました。毎日事務所からスタッフが指導を行うためにコンジュリ村に出かけます。今後一年、バナー族の若者達は、小額のアルバイト料をもらいながら、農場設計から家畜飼育までを学んでいくことになります。私たちが意図しているのは、彼らがモデル農場建設で学んだことを、自宅で実践し、さらに近隣にも広げていくことです。しかし、いくら彼らのためのプロジェクトであっても、彼らにとっては「雇われている」という受身的な意識が強いようです。時折休憩の時のおやつや水が配給されないのはなぜかといったクレームが出ます。一度や二度の差し入れはしましたが、彼らのプロジェクトに対する姿勢を変える必要もあり、現地に指導に出かけるスタッフにいつもそれを伝えています。ただ、途上国で共通しているように思われるのは、「食べ物」に糸目をつけるのはあまりよろしくないように感じられます。食べ物などの差し入れによって、親近感も生まれ、何より仕事が楽しくなります。当助成金ではもちろん飲食に資金は充てられません。しかし、プロジェクトを行ううえで「飲食」がとても重要な面を持っているのもひとつの現実のようです。
(8月24日)
