2025/06/04
2025年4月1日付で代表理事を西野桂子理事から山元一洋(新任理事)に交代し、この度、変更登記が完了しましたので、ご報告いたします。また、西村幹子理事と河辺亮輔理事が副代表理事に就任したことも併せてご報告いたします。
2002年8月の設立からあっという間に月日がたってしまいました。
20年を超える長い間、本当に多くの役員、会員、賛助会員、職員やインターン、ボランティアの皆さん、フィリピン、ベトナム、ネパール、ケニアの皆さん、そして多くの友人たちに支えられて活動を続けることができました。国際協力の世界が後退しているまさにこの時、ジーエルエム・インスティチュートがアップデートするのは必然と言えるでしょう。
新しいリーダーシップの下で、激動と変革の時代に求められる国際協力あり方を模索しつつ、団体の活動をこれまで以上に推し進めて欲しいと願っています。新しいジーエルエム・インスティチュートへのご支援を引き続きよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。
この度、ジーエルエム・インスティチュートの代表理事に就任いたしました山元一洋でございます。
私は、2014年8月に入職して以来、フィリピンやネパールでの農業・農村開発、ケニアでの教育のプロジェクト、国内での国際協力・グローバル人材の育成や事業マネジメント研修など、ほぼ全ての事業に携わり、事務局主任として組織運営を経験する機会にも恵まれました。
団体としては、設立(2002年8月)から20年以上が経過し、国際協力を取り巻く環境や国内外の社会や経済も大きく変化してきました。その間の最大の転換点は、コロナ禍だったといえます。補助金などによる海外事業が主体であった当団体は、財政面・事業面・人材面の全てで未曾有の痛手を負うこととなりました。さらに、日本国内にもさまざまな不安が漂うことで、国際協力の必要性がますます問われるようになりました。
この新体制を契機に、「世界をよりよくする」とは何を意味するのか、私たちは何を目指すべきなのか、どのようにそれを実現するのか、見つめ直そうと考えています。コロナ禍に力を入れた国内での人材育成や教育の事業では、世界と日本の未来を真剣に考える若い人々が増えているという実感があります。そうした芽を摘まず、発展につなげられるよう、現代社会に正面から向き合い、また、既成概念にとらわれることなく、私たち自身をアップデートしなければならないと考えています。
これからも、志を共にする国内外のパートナーの皆様との連携を深め、前体制からの連続性を保ちながら、より良い社会の構築に資するために一層邁進してまいります。そのためには、正会員・賛助会員・寄付者の皆様をはじめとした、当団体にご理解、ご賛同いただける方々の支えが不可欠です。甚だ微力ではございますが、役職員一同で全力を尽くしてまいりますので、引き続きのご指導ご高配を賜りますようお願い申し上げます。