青山学院女子短期大学との連携・2013年YOUPLIDのご報告

2013/12/27

ジーエルエム・インスティチュート(GLMi)は開発教育YOUPLIDプログラムを2011年から青山学院女子短期大学(青短)にて実施しています。青短とは、YOUPLIDプログラムだけでなく様々な活動を共にさせて頂いています。本頁では、2013年のYOUPLIDプログラムにつき、その他の活動と合わせ報告致します。

「経営学」講義へのゲスト参加

昨年より、青短の「経営学」講義の「行政とNPO」講義にゲスト参加し、GLMiの紹介をさせて頂く機会を頂いています。GLMiの活動、職員の業務内容、どのような人が働いているのか、とNPOだけでなくキャリア支援の一環として、「仕事」の具体的なイメージを持てるような話をしました。この講義がきっかけで次に紹介するインターンに申し込んでくれた学生もおりました。

インターンの受入れ

こちらも昨年より、インターン生を受け入れています。2013年は3人の学生を2日間受入れました。ニュースレターの発送作業手伝いといった事務作業補助、自ら設定したテーマに基づいた調査活動と発表を行いました。
 

インターンシップに参加して(瀬戸麻衣さん)

昨年今年とインターンに参加して、国際協力のイメージが変わったのはもちろん、国際協力に将来携わりたいと強く思ったのも、このインターンがきっかけでした。まずは国際協力とはなんだろうと問いただすことから始まり、インターン最終日には自分の関心のある国際協力のテーマについてプレゼンテーションをするに至るまで、様々な角度、切り口から国際協力というものを学び沢山のこと得ることができました。また職場のキャリアを積まれた方々がいらっしゃる環境はとても刺激的で感化されました。このインターンは私にとって人生の分岐点といっても過言ではありません。

 

YOUPLIDプログラムのご報告

YOUPLIDプログラムを青短で実施するのは今年で3回目となります。本年度は定員を超える学生から申込頂き、最終的に15名が3日間のプログラムを修了しました。プログラム内容としては3日間でプロジェクト立案を行うという大枠はそのままに、新たに国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)訪問、元ファシリテーターの中谷さんがSave the Childrenについて話をしたりと、充実した3日間となりました。
 
プログラムは昨年同様、ラインナップという起きた時間や誕生日順に並ぶアイスブレイキングで始まりました。すっかり打ち解けた後はACEの「おいしいチョコレートの真実」ワークショップ。役割になりきって演じる参加者もいたりと、とても盛り上がりました。ACEしろっきーの話にも熱心に聞き入り、積極的に質問するなど、学ぶ意欲にあふれる姿が1日目から見られました。ロールプレイやビデオを通して初めて「児童労働」という問題に触れ、衝撃を受けていたようです。皆で昼ご飯を食べた後は白木さんのお話を受け、「何故学校に行けない子ども達がいるんだろう」という問いに対し、原因を出し合うマインドマップを行いました。村に学校や医療機関が無い、といった村レベルの問題から、先進国に安く農産物を買い叩かれる、といったグローバルな問題まで様々な原因が挙げられ、その後問題分析を行い出された原因を整理しました。1日目の終わりはたみみから「ようこそ国際協力の世界へ」の講義を受け、国際協力への理解を深めたところで終了しました。
 

 
2日目の開始は毎年恒例のブルカゲームで開始しました。続いて数年ぶりにYOUPLIDに参加くださった中谷さんからSave the Childrenの東北支援事業についての話がありました。厳密には「国際協力」ではないかもしれませんが、我々も体験した震災がテーマであることで、身近に捉える事が出来たのではと思います。特に、「震災後で変わったこと」というアクティビティで自らの変化について皆で共有することで、改めて東北大震災のことを振り返る良い機会となり、震災支援についてや、震災支援と国際協力の共通項や違いにつき理解を深めることが出来ました。午後は、UNHCRを訪問し、北川愛里職員及び今泉千尋職員から話を伺いました。初めての国連機関の訪問であり、UNHCRの活動についてだけでなく、職員の方のキャリアについて話を伺ったりと、国連を身近に感じることが出来たようです。更にそのまま国連大学を訪問し、フェアトレードショップでフェアトレードの話を聞いてコーヒーを飲み、充実した2日目を終えました。
 

 
3日目はキャリア開発の第一歩となるRIASECという自己分析ワーク、午後の発表準備をし、コンゴからのゲスト、トコさんの話を聞きました。これまで国際協力を「すること」についてずっと話を聞きましたが、「受け手」の話を聞き、「一歩引いた立場」から物を見る重要さを学びました。その後は最終発表!3日間の成果を発表しました。細かく予算まで計算するなど、どのグループも工夫の凝らした発表で、たくさんの質問も出し合い、大盛り上がりのまま3日間のプログラムを終えました。「予想以上に充実した3日間でした」「実際に活動している人の話をきくことで、自分にも身近な問題として考えることができました」「スタッフの皆さんが優しくてすぐになじめ、凄く濃い3日間を過ごすことが出来ました」といった感想を頂くだけでなく、その後もたみみと関係する組織でインターンを行う学生がいたり、学内映画上映会に向け動いていたりと、3日間に留まらない動きも生まれ非常にアクティブな参加者に恵まれた3日間となりました。
 


 

参加する イベントや支援方法についてはこちら

企業・団体や学校の方 研修やプログラムのご依頼はこちら。

活動プロジェクト GLMiの活動内容についてはこちら。

ソーシャルメディア イベントや現地の様子はこちら。